暇人が、漫画描いてる。

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【第2回】 セブン(1995年) 【まったり映画紹介】

※注 意※

この企画は私の「ブログのネタがないなら映画やら本やらの紹介すればいいんじゃん!」という安直な考えから行われています。作品視聴者の一意見として、軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

 

2回目の今回はこの作品!

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1995年公開の『セブン』。

ブラピことブラッド・ピットが主演を務めた結構有名な作品ですね。

 

 

超簡略化あらすじ

※以下、超重大なネタバレが含まれます。まだ作品を見ていない方はブラウザバックをおすすめします。

新人警察官のデイヴィッド・ミルズは、退職まであと1週間と迫ったウィリアム・サマセット刑事とバディを組むことになる。

ある殺人現場へと急行した二人は、超肥満男性の死体を目の当たりにする。サマセット刑事は死体の胃の中から発見されたプラスチックの破片を手掛かりに、現場の冷蔵庫の裏から犯人が書いたと思われる”GLUTTONY(暴食)”の文字を発見する。

次の事件では”GREED(強欲)”、その次は”SLOTH(怠惰)”といったように、殺人現場には、七つの大罪になぞった文字が残されていた。

手掛かりをつかめないサマセット刑事は、FBI関係者と裏取引し図書館の貸し出し記録を入手し、七つの大罪関係の本を借りていた”ジョン・ドウ”という男を割り出す。

二人はすぐにジョン・ドウのアパートへ向かうが寸でのところで逃してしまう。ジョン・ドウの部屋を捜索すると、これまでの被害者とミルズの写真が発見され、ジョンが報道記者に扮して殺人現場に訪れていたことが判明する。

次の事件では、娼婦が”LUST(肉欲)”の文字と共に死体で発見された。また、次にモデルが”PRIDE(高慢)”の文字と共に発見された。

あと二つの大罪が残る中、ジョンが警察署に血まみれの状態で訪れる。彼は指の表面を切り取っており、それが殺人現場から指紋が検出されなかった理由だった。

ジョンは取り調べを受けるものの目的などは一切告げず、さらに彼の本当の名前などは一切わからなかった。ジョンは逆にミルズとサマセット刑事の二人を指名し、残る二つの死体の隠し場所を教えると条件を出してきた。死体があると容疑者が言っている以上そのままにはしておけないため二人はジョンの言うとおりにすることにする。

ジョンと共に車で現場へ向かうとそこに宅急便が届く。サマセットが調べると、中身はミルズの妻・トレイシーの生首であった。

ジョンは自分は幸せな家族を持つミルズに”ENVY(嫉妬)” していたことを伝え、そのためトレイシーを殺したことを明かした。

ミルズはジョンに”WRATH(憤怒)”し、サマセットの制止もむなしく、銃で殺害してしまう。

事件は詳細が一切解明されないまま、容疑者死亡で終わりを告げた。

 

評価・感想

私ははじめ、サマセット刑事の最後の7日という意味で”セブン”なんだと思っていたんですが(まあ実際ある意味そうですが)、七つの大罪関連だったとは…。

最後の最後でやられた感はありますが、作品前半から結構ダークな雰囲気が漂う作品ではあったのでなんとなく完全なハッピーエンドにはならない予測はできました。

実際ここまで解説がいらない作品も珍しいですよね。「犯人は七つの大罪をなぞってそれぞれの大罪を象徴するような人物を殺していった。最後は嫉妬していた犯人を憤怒したミルズが射殺して終了。」と凄くあっさりしています。ある意味、七つの大罪を知らない人でも理解できるストーリーですね。

まあ私は、七つの大罪について一応大学の講義でやっていたりしたんですが、自分自身知識が浅く、もう少しわかっていてから見ていたらもっと熱中できたのかなと思います。

 

ジョンが一連の事件を起こした理由が結局解明されないのもよかった。

私自身、最後にジョンも大罪の一つになったのは、ジョン自身が「人間は誰でも大罪を犯す」ということを体現したのではないかと思いました。

何かのきっかけがあれば、懸命に、まじめに事件を追っていたミルズ刑事であろうと大罪を犯してしまうということ。

また、犯人であるジョンも、トレイシーを見た際にミルズに嫉妬したことで、彼自身も人間で、今まで殺してきた被害者と変わらないことを自覚したのだと思います。まぁこれについてはちょっと漕ぎ着けっぽいところもありますがね。「嫉妬した」なんて、嫉妬してなくても言えますもんね。

最後も、ミルズがパトカーに乗せられていくシーンで終わります。サマセットとミルズのこれからを視聴者に想像させるのも、とても良い演出でした。最後までダークな感じがよかったです。

まぁ、私はこの作品を見るときは同時にとても明るい作品をレンタル、または購入することをおすすめしますね(笑)

 

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